今やLINEを活用していない若者はいないくらいに知名度が高くなりました。
そして、そのLINEの社長である森川LINE社長が言った言葉が
とても個人的には印象的でした。
森川社長は07年の就任時、社員の給料を勤続年数に関わらずリセットしたと明かした。
「すさまじく変化して、人も入れ替わっているが、変化し続けるのは大事。
居心地いいなと思わせないように、良くなったら(居心地を)下げる。
成功すればするほど守りが増えていく。
いかに『壊せる組織文化』を残せるかだと思う」
と。
まさに「壊せる組織文化」という経営手法に昇華させました。
また、15期連続で増収増益を続けて来たヤフーも
似たようなことを言っていました。
12年4月に経営陣が若返りました。そして、そこで掲げられた
キーワードは、「爆速」でした。
川辺副社長は、
「昔は最初に問題を起こすのはヤフーだったが、いつの間にか
柔らかい頭が固くなってきた」という表現でネット業界の
先頭を走って来た会社が停滞していたことを紹介。
「孫さん(孫正義ヤフー会長)が地獄をつくっている。
むちゃな目標があると変わる」と社内を変化させる方法を説明した。
どちらも根本は似たようなことを言っているように私には
聞こえます。
私が思うに、
「居心地の良い環境は人間をダメにする。
そしてそれは、人生においても仕事においても同様だと。」
世の中にはとんでもない目標を掲げる会社は数多くあると思います。
しかしながら上記のように成果を出す会社とそうでない会社との
違いは何でしょうか?
私が考えるにそれは、
「本気度」だと思います。
しかも経営陣の本気度ではなく末端の社員の本気度です。
現場の第一線で頑張っている社員がいかに本気に
なっているかがポイントかなと思いました。
ではどうすれば社員が本気になるのでしょうか?
私がいつも部下に対して意識していることは
とにかく「信じる、信用する」ということです。
毎日、労いの言葉と感謝の言葉をかけています。
そうすることで部下は一生懸命に役割を果たそうと
頑張ってくれます。
そしてたとえ失敗したときもその責任は上司の私が取ります。
そのやり方が正しいのかはわかりませんが、少なくとも
お互いの風通しは良い関係になります。
なかなか難しいとは思いますが、少し意識することで
相手も変わってくれますので根気強く接することですね。
とにかくダイレクトコミュニケーションが大事です。
メールだけで済ませるのは絶対にNGですね。
思っている以上にお互いの距離を感じてしまいますしね。
ということで少し話題がそれてしまいましたが、
無茶な目標を立てても社員がそれについてくるか否かが
ポイントということかなと思います。