まず最初に私がここで指している二次請けとは、
下記の構図になります。
「エンドユーザ」-「大手ベンダー」-「中堅SIer」
の「中堅SIer」を指します。
ある意味一番、大変なポジションでもありますよね。
私もいろいろな現場を経験してきましたが、
決まって感じるのは「大手ベンダー」よりも
「中堅SIer」のほうが優秀だということです。
何故、そのようなことが起こるのでしょうか?
私は下記の3つが主な原因ではないかと
考えてます。
人材ローテーション
大手ベンダーは人材ローテーション、
つまり異動が激しいです。
中には異動当日に初めて社員に
聞かされるという会社もあります。
それでは引き継ぎも何もあった
もんじゃないですよね。
そして、そのうちそういった
会社の社員は
「いつでも異動できるように」
を意識し始めるわけです。
つまり、下請けに全て作業させるわけです。
そして上はただ、下請けのケツを
たたくことに徹するわけです。
危機感
大手ベンダーは既に受注しているため、
ある程度のスパンで契約が確定してます。
長い場合は数年間は保証されているわけです。
あとは、うまくリリースできればOKです。
一方中堅Sierは常に契約解除のリスクが
伴います。
毎月の契約になっている場合は特に
そういったリスクが伴うわけです。
いつ切られてもおかしくない状況に
常に晒されているわけです。
ですから、必然的に皆頑張ってシステムを
押さえようとするわけです。
フリーランス
中堅Sierからさらにフリーランスのメンバーを
参画させる時がありますよね。
フリーランスの人ともいろいろお付き合いが
ありますが、決まって言えることは一定の
スキルを持ち合わせているということです。
そしてさらに感じることは何よりも
意識が高いということです。
プロ意識といいますか、絶対に譲れない
ものを持ってます。
つまり、総合的に見て大手ベンダー社員よりも
優秀な場合が多いです。
上記より、こういった現象が発生しているのでは?
なんて勝手に思っているわけです。
(実際は違うかもしれませんが・・・)