最近、よく話題になっているツイッター等の炎上騒ぎについて
面白い記事を見つけました。
その記事によりますと、「ハロー効果」というものが
一つのポイントとのことです。
ハロー効果とは、理不尽な考え方をもたらすもので、帰属に関する
バイアス(考えの偏り)で、ある人の性格や能力を判断するときに、
脳が一般的な情報に惑わされることをいうそうです。
たとえば、その人に関して何か1つ優れた点を発見すると、
その人はすべてにおいて優れている人だと勘違いする、
というようなものです。
ハロー効果は、自分についての判断を社会にゆだねるという
「社会的証明」にもつながります。
問題は、その人や物に対する印象が間違っていたときに起こります。
しかし、私たちはそもそも表面的な判断に基づいて物事を
判断する傾向があるので、 この手の間違いは多々あるのです。
と記載されていました。
なにかいろいろと難しいことが書いてあって、いまひとつピンと
こなかったのですが、私なりには以下のように解釈しました。
「ちゃんと自分自身で考えて判断せずに周りに流されてしまうこと」
なのかなと。
それを踏まえて、何故炎上という行為が発生するのかを考えてみますと
1)誰かが反社会的な行為に対してコメント
2)周りの人がそのコメントに同意し、さらにコメント
3)いまひとつ状況がわからないが、自分もそこに加わってコメント。
炎上という言葉には皆それぞれ印象があるかと思いますが
なんとなくはマイナスのイメージが私自身はあります。
しかしながら必ずしも悪いことではないのかなと私自身は思います。
ある意味、今まで見えなかったことが「見える化」されたのかなと。
ただ、そう思っていつつも問題はあるのかなと。
そうです。3)の存在です。
自分では判断せずに、周りがいろいろ言っているからそれに流されて
便乗するパターンです。
そうすることで安心感や一体感というものを感じている人たちです。
それがいわゆる「ハロー効果」ということなのかなと。
確かに皆と同じことをしていると、自分自身が安心しますよね。
その気持ちは分からなくもないです。
ある意味、流行と似ているのかもしれませんね。
流行の服を着たいと思う気持ちもそれに近いのかもしれません。
しかし、私が危惧していることは 「自分で判断していない」ということです。
私が着たいと思った服が結果的に流行している服だったのか?
それとも、流行しているから私も着たいのか?
その違いかなと。
この辺の問題は炎上に限らず、システムエンジニアの
現場においても よく見られます。
「○○さんが言ったのでこうなってます。」等。
そもそもなぜこうなっているのか自分の中でちゃんと理解してますか?
腹落ちしてますか?と言いたくなっちゃいますね。
で、まとめになりますが、やはり仕事をしていく中では常に
自分自身で基準を持ったうえで判断をすることがとても重要です。
その判断を他人に任せるのであれば、そもそもその人の
存在意義がなくなってしまいますしね。
そして、存在意義がなうなってしまうと炎上しているところに一緒に
はいり、そこに存在意義を生みだすといった悪循環に陥ってしまいます。
いろいろと社会現象を見てみますといろんなバックグランドが見えてきて
勉強になりますね。