営業しているうちは二流の証拠


昨今、ITの業界の中堅の会社によく見られる傾向があります。

それは数字に目が行き過ぎていて、本来のSEとしてのサービスを忘れてしまっていることです。
つまり、やたらと営業に力を入れてます。

ビジネスの世界ですから当然といえば当然ですが、この業界では時に逆効果になります。

いくら営業をしても、商品であるSEの質が悪ければそれは、一種の詐欺です。

結局のところ、質がよければ数字というのはあとからいくらでもついてきます。
こちらから営業しなくても声がかかります。

むしろ、「営業力を強化します。」なんて謳っている会社には「うちには良いSEがほとんどいません。」と言っているようなものなのです。

良いSEがいないから、営業しなければ顧客が振り向いてくれない。
だから強化するが、結局のところ、信用残高が減っていくだけなのです。

毎年、顧客に今期の目標をコミットする会社もあります。
そんなことは興味ないのです。

それよりもできたことを報告してもらいたい。
やっていきます。ではなくてやりきりました。という報告が欲しいのです。

最悪なのはコミットするだけして、その報告はなしといったパターンです。
手段が目的になっている本末転倒な典型的なパターンです。

そんな会社は先が見えてます。
まずは営業力強化ではなく、SEの質を上げることが重要なのです。

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